20110708EURUSD H Span Model.GIF
まず、今夜は恒例の米国雇用統計が発表になります。相場変動率が高まる可能性があり、注意しておく必要はあります。もっとも、いつもの通り、目の前の相場と仲良くやっていればそれで充分です。殊更、スタンスを変える必要は全くありません。
さて、添付チャートは、相変わらず市場の関心の的であるユーロドルの、午前9時30分現在の60分足スパンモデルです。
現在、レジスタンスゾーンが出現しており、ユーロ売りシグナル点灯中ですが、実勢レベルがレジスタンスゾーンを上回っており、ユーロ堅調地合いにあることを示しています。
そして、基調トレンドを示す遅行スパンはローソク足を上回って推移しており、やはりユーロ買い優勢を示唆しています。もっとも、レジスタンスゾーン内に位置していることで、抵抗にぶつかっている格好です。
このように、売りシグナルが点灯していても、遅行スパンが陰転していない限りは、売りは慎重にいく必要があります。すなわち、遅行スパンが陽転している限りにおいては、ショートに拘るのは勧められません。少なくとも、ポジションを減らすなりして、次なるトレンドに備えることが大切です。
つまりは、遅行スパンの位置、実勢レベルとゾーンとの位置関係を総合的に判断する必要があるということです。
ところで、60分足スーパーボリンジャーでは、現在、実勢レベルがプラス1シグマラインを下回る動きを見せており、ユーロ反落の兆候がある点、注視しておきたい場面です。
尚、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」の詳しい見方・使い方については、私の著書「マーフィーの最強スパンモデルFX投資法」をお読み下さい。 
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