【日足分析=数日から数週間の相場分析】
本日10日現在、ドル買いシグナルが点灯継続しており、サポートゾーンは106.50-105.60円近辺に位置している。
遅行スパンは陽転継続しており、依然としてドル買い優勢を示唆している。
ボリンジャーバンド分析では、昨日9日のNY終値(106.75円)は、ボリンジャーバンドのセンターラインである21日線水準(9日現在、107.24円)を再び下回る位置で引けており、ドル保ち合い相場の地合いながらも上値の重い展開となっている。
過去数日間、センターラインに絡む格好で引けており、基調は保ち合い相場の展開となっている。
ボリンジャーバンド幅が依然として収束傾向にあり、目先、相場は膠着化していると判断出来る。今後、トレンド発生につながるバンド幅拡大のタイミングを見逃さないようにしたい。
【主に日足ベースでのトレード戦略等】
当面のトレード戦略として、日足モデルにてドル買いシグナルが点灯している中、NY終値が、21日線水準(10日現在、107.25円近辺)を下回って推移する限り、ドル買いは慎重に進めたいところだ。
相場の方向性に関しては、上記の通り、ボリンジャーバンド幅が収束から拡大に向かうかどうかが決め手となる。それまでは、目先、相場が膠着気味に推移する可能性が高いと判断せざるを得ない。
【時間・価格分析等】
時間分析から、先々週の高値108.42円、そして6月16日の高値108.59円が重要上値ポイントを抜けるまでは、ドル調整局面継続中と読んでおり、上値も限定的と予測している。
一方で、下値重要ポイントは6月30日の安値である104.99円であり、時間分析の観点からは相当固い水準であると判断している。
価格面で重要なレベルは200日移動平均線水準である107.50円近辺であり、同200日線は過去5週間程度ドル上値を抑える格好となっており、重要なレジスタンスラインと言えそうだ。