【日足分析=数日から数週間の相場分析】
本日16日現在、ドル買いシグナルが点灯継続しており、サポートゾーンは106.15-105.60円近辺に位置している。しかしながら、実勢レベルがゾーンを下回って推移しており、ドルさらに上値の重い展開となっている。
遅行スパンは実態線を下割れて陰転しており、ドル売り優勢を示唆している。
ボリンジャーバンド分析では、センターラインが緩やかな下落傾向にある中、昨日15日のNY終値(104.71円)は、ボリンジャーバンドのセンターラインである21日線水準(15日現在、106.90円)の下方に位置し、さらにマイナス1シグマ水準(15日現在、106.05円)、さらにはマイナス2シグマ水準(15日現在、105.21円)を下回る位置で引けており、ドル巡航速度を越える勢いでの軟調相場の展開となっている。
本日についても、現時点でマイナス2シグマ水準を下回って推移しており、巡航速度を越える勢いのドル下げとなっている。相場に過熱感があるため、反転上昇の可能性は常に頭に入れておきたいところでもある。
【主に日足ベースでのトレード戦略等】
当面のトレード戦略として、日足モデルにてドル買いシグナルが点灯しているものの、実勢レベルはゾーンを下回って推移していることから、NY終値が日足ボリンジャーバンドのマイナス1シグマ水準(16日現在、105.75円近辺)を下回って推移する限り、ドル買いは慎重に行いたいところだ。
むしろ、下記時間分析より、今週一杯あたりは、マイナス1シグマ水準(16日現在、105.75円近辺)を下回る水準で推移する限り、ドル戻り売りに分がある判断している。
【時間・価格分析等】
下値重要ポイントであった6月30日の安値である104.99円を下抜けたことで一気に売り加速したが、21週移動平均線水準である104.15円(日足ベースにて計算)をかろうじて守る格好となった。
日足時間分析からは、今週一杯あたりがドル下値トライの時間帯となりそうだ。価格面からも104円以下は限定的と読んでおり、下値の深追いは避けたいところでもある。
尚、上値については、先週1週間を通してみても、200日移動平均線水準がドルの戻りを抑える格好となった。今日16日についても、離れてはいるが、上値重要レジスタンスライン(本日16日現在、107.30円近辺に位置している)となりそうだ。