【日足分析=数日から数週間の相場分析】
本日14日現在、ドル買いシグナルが点灯継続しており、サポートゾーンは106.70-105.60円近辺に位置している。しかしながら、実勢レベルがゾーン内にて推移しており、ドル上値の重い展開となっている。
遅行スパンは実態線に絡む位置にあり、相場の分岐点を迎えている。実態線に支えられて沿う格好で上昇するか、それとも実態線を下割れてドル下落につながるかの岐路にある。
ボリンジャーバンド分析では、センターラインが緩やかな下落傾向にある中、先週末11日のNY終値(106.30円)は、ボリンジャーバンドのセンターラインである21日線水準(11日現在、107.16円)の下方に位置し、さらにマイナス1シグマ水準(11日現在、106.42円)を僅かながらも下回る位置で引けており、ドル軟調相場の展開となっている。
【主に日足ベースでのトレード戦略等】
当面のトレード戦略として、日足モデルにてドル買いシグナルが点灯しているものの、実勢レベルはゾーン内に位置し、上値重く推移している上、NY終値が21日線水準(14日現在、107.05円近辺)を下回って推移する限り、ドル買いは控えたいところだ。
今後、マイナス1シグマ水準(14日現在、106.35円近辺)を下回る水準で推移する限り、ドル売りに分があるとも判断出来そうだ。
【時間・価格分析等】
時間分析から、先々週の高値108.42円、そして6月16日の高値108.59円が重要上値ポイントを抜けるまでは、ドル調整局面継続中と読んでおり、上値も限定的と予測している。
一方で、下値重要ポイントは、時間分析の観点からも、引き続き6月30日の安値である104.99円となる。
先週1週間を通してみても、200日移動平均線水準がドルの戻りを抑える格好となった。
今後も上値重要レジスタンスラインとなりそうだ。