■今日は、私の好きな言葉、いや、重要な言葉をご紹介します。
「上昇に転じた相場は上昇を続け、下落に転じた相場は下落を続ける」です。
まるで人を馬鹿にしたような表現ですが、実は、相場の世界では、大変に意味のある、含蓄のある言葉です。
この言葉は、「値頃感からの買い、売り」を強く戒めてくれる座右の銘でもあります。
似た言葉に、「天井の翌日は底ではない」と言う表現もあります。
ここで言う「翌日」は「次のローソク足」と言う風に言い換えても良いです。
これらの言葉は、私自身が失敗トレードを行った時のことを振り返り、その後の自分に対する戒めとして、いつも思い出すようにしているものです。
ところで、私は、トレンドを重視するトレードスタイルをとっていますが、確かに、トレンドに逆らうことほど、危険なものはありません。
と言うのも、本来、トレンドは、私達投資家にとって、非常にありがたいものなのです。
「ありがたい」とは、「有難い」と書きますが、「在り難い」とも書けます。
そうなのです。本来は、滅多に起こらないということで「ありがたい」ことなのです。
ですから、トレンドが発生したならば、ぜひとも大事にしなければならないわけです。
■繰り返しになりますが、「Trend is friend」という有名な言葉があるように、トレンドは相場を行う上で、大変にありがたいものです。
理由は、多いなる収益をもたらしてくれるものだからです。
ですから、「トレンドを味方に付ける」こと、「共に歩む」ことが大切です。
と言うわけで、これほど大切なトレンドに逆らうということは、やってはいけないということになります。
ここで、改めて、最初にご紹介した「上昇に転じた相場は上昇を続け、下落に転じた相場は下落を続ける」と言う言葉の持つ意味を重々ご理解頂きたいと思います。
この言葉は、決して人を馬鹿にしているものではなく、相場の本質を教えてくれているということです。
また、この言葉は、「波動と周期(タイムサイクル)」の重要性を教えてくれるものです。
私が、「アクティベート時間分析」として、自分の相場分析の柱の1つとしているものがありますが、まさに、トレンドを重視するということが背景にあります。
さらに、このように言い換えることも出来ます。
「一旦動きだした相場は、大きく動く」です。
相場には、「動く相場」と「動かない相場」があります。
動く相場の代表は、「トレンドのある相場」です。
激しく乱高下を繰り返す相場も、動く相場ですが、ほとんどの場合、「時間軸を調整」してやることで、乱高下の中には「トレンド」が存在していることが分かります。
「時間軸を調整」してやるとは、例えば、日足ベースで乱高下していても、60分足ベースの時間軸に変更してやることで、トレンドのある局面を見出すことが出来るということです。
または、60分足ベースで乱高下していても、5分足の時間軸に変更してみると、そこにはトレンドが発生しるケースも多く見出されます。
■さて、今回ご紹介させて頂いている言葉の理解をさらに深めることにしましょう。
まず、値頃感、すなわち、割高感、割安感ほど危険な感覚はないということです。
ここで、当り前のこと、しかし、意外と見落とされていることをお伝えします。
それは、皆様が毎日ご覧になっているコンピューター上のチャートソフトにおいては、相場の時間推移に応じて、縦軸のスケールがチャートソフトにより自動的に調整されていくことです。
例えば、ドル円相場を例にとると、小動きが続いている場合、縦軸(価格)のスケールは、一枠が数銭や5銭、せいぜい10銭程度なのに、一旦相場が動き出すと、一枠が20銭や30銭、時にはそれ以上になるのです。
要するに、目の錯覚に陥ってしまい、相場がそれほど動いていないと感じてしまうのです。
日足ならまだしも、60分足やそれ以下の時間軸のチャートを手書きするわけにもいかず、どうしてもコンピューターソフトに頼らざるを得ません。
というわけで、相場の変動に合わせて、本来は、時間軸を調整してやる必要があるのです。
私は、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」を相場分析、トレードの売買判断に使っていますが、普段は60分足ベースで見ていても、相場の速度に合わせて、時間軸を調整してやると、相場のリズムについていき易くなります。
例えば、60分足スパンモデルでは追いつかないほど急激に上げる、もしくは下げる相場の場合、5分足スパンモデルや1分足スパンモデルに変更することで、一気に相場の速度についていき易くなるのです。
すなわち、相場のリズムに合わせて、「相場と共にダンス」することが出来るわけです。
このように、相場の動きに合わせて、時間軸を変更させて、スパンモデルやスーパーボリンジャーを使いこなせるようになれば、中級者から上級者レベルとなります。
■とにかく、値頃感(割高感、割安感)を目分量や勘で感じるのはとても危険です。
これから相場が本格的に下がろうとしているのに、割安感から買ってしまい、せっかくのショートポジションを早く利食いしてしまったり、新規のロングポジションを建ててしまったりするのです。
これは絶対に避けねばなりません。
何故なら、「利大損小」(利益を大きくして損失を小さくする)を目指さなければならないところが、「利小損大」(利益を小さく、損失を大きくする)に陥ってしまうリスクが高まるからです。
しかも、たちの悪い事に、この値頃感で売買をしていることに本人が気付かないことなのです。
相場が大きく動き出して初めて気が付くのですが、何故あんなところで買って(売って)しまったのだろうとか、何故、さらに買い下がって(売り上がって)しまったのだろうかと、後で後悔するのです。
もちろん、根拠があって、買い下がる、売り上がるのはOKです。
この戦略を、私は「ゾーンで買い下がる」「ゾーンで売り上がる」方法と決めています。
「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」に加えて、「アクティベート時間分析」(私の時間分析方法)を加えて、買い下がり、売り上がりを行う方法もあるのです。
しかし、大相場が始まる時は、シグナルが点灯してくれるわけで、そのシグナルが点灯している間は、値頃感での売買は絶対に戒めておくことが大切です。
以上、今回は、動き始めた相場の流れに逆らわず、その流れに乗る方法について、ご紹介を兼ねたレポートをお届けしました。
尚、「無料レポート」も贈呈させて頂いておりますので、どうぞご利用下さい。
  ↓    ↓
http://www.span-model.com/mailmaga.html

以上です。
●ドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円、カナダ円相場についての詳細なマーケットレポートは有料メルマガ、有料掲示板にて掲載中です。
<<お知らせ>>
■お陰様で、Eブック「マーフィーの最強スパンモデルFX投資法を伝授」は引き続き好評を頂いております。
http://www.xfine.info/mur/

本書籍の内容は、160ページに亘り、私の相場分析に当たっての基本となる、投資哲学、分析手法である「スパンモデル」と「スーパーボリンジャー」(ボリンジャーバンドの応用分析モデル)について、詳しくまとめたものです。
普段から私の相場分析に慣れ親しんでおられる方はもちろん、これから相場に真剣に取り組まれようとする初心者の方、さらにはプロの方にとっても大変参考になるものと確信しております。
上記にご紹介した「マーフィーの実践トレードコーチング掲示板」でのフォローとスパンモデルを簡単に設定できるフォームもダウンロード出来ます。
■また、私の「リアルタイムコーチングセミナー」のDVDを好評販売させて頂いております。
マーフィーのリアルトレード・コーチング・セミナーDVD
http://www.xfine.info/dvd/mur/

こちらでは、実際のマーケットがオープンしている最中でのセミナーですので、まさにリアルタイムでの実践的なセミナーとなっています。
■尚、毎日の私の相場解説やリアルタイムのコーチングをさせて頂く為の専用の「マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板」は益々充実しております。もちろん、「有料メルマガ」もついてきます。
http://www.eagle-fly.com/1/mur

にて、ご紹介をさせて頂いています。
週足や日足をベースとして中長期のトレードから、60分足、5分足、1分足をベースとして短期のトレードアイデア等々に至るまで、解説をさせて頂いております。
また、実際のマーケットの中でのリアルタイムでの相場解説、トレードコーチングも行っております。
質疑応答コーナーもあり、ご自由にご質問をして頂けます。
尚、こちらの有料掲示板を購読されますと、日本最大のFX有料メルマガ&掲示板である「新イーグル・フライ」(月額3,000円)を無料で1ヶ月分活用閲覧出来る特典が付いてきます。