■まず、お知らせです。
2009年3月20日大阪セミナーのご案内です。
この度、「リアルタイム・トレードコーチングセミナー」を大阪にて開催します。
日本の祝日であり、海外マーケットはオープンしていますので、後講釈ではなく、
実際にリアルタイムに動く相場を前に解説させて頂きます。
滅多にない機会なので、ご参加お勧めします。
尚、終了後、懇親会もあります。
以下、日時、場所等です。
日時: 3月20日(金・祝)午後1時30分~3時30分 (開場1:15)
費用:無料
第一部 松島修の無料FX他セミナー大阪
http://www.fpnet-ec.com/products/detail.php?product_id=56
日時: 3月20日(金・祝)午後4時00分~6時00分 (開場3:45)
費用:20,000円
第二部 マーフィーのリアル・トレード・コーチング・セミナー大阪
http://xfine.info/seminar/mur/
リアルタイムに動く相場チャートを表示させながら、スパンモデル・
スーパーボリンジャーを使い、実践的なトレードを身に付けることが
できます。
場所 TWIN21 MIDタワー20F 第三(本)会議室
    大阪市中央区城見2-1-61
人数 36人
地図 http://www.mid.co.jp/imp/txt/access1.html
セミナー後、同じビル内で午後6時30分から懇親会(実費5000円程度)
を開催しますので、是非懇親会もご参加ください。
参加をご希望の方は、その他お問い合わせ欄に「懇親会参加希望」と
ご記入ください。
掲示板のニックネームをお持ちの方も、お問い合わせ欄にご記入ください。
懇親会だけ参加の方はハルさん haru3588358-fx@yahoo.co.jp へ参加表明
メールしてください。
開場には「エフピーネットFXセミナー」と表示されています。
両方参加される場合、できれば同じカートに入れてください。
その場合、第一部は1円として決済されますが、この1円の返金はありません。
■さて、マーケットです。
先週も、概ねドル円相場は堅調に推移しましたが、時間的にかなり「良いところ」まで到達していることもあり、上げ渋る展開となりました。
ユーロドル相場は、相変わらず、上値の重い展開でしたが、やはり時間的に下げ一杯のところに到達していることから、ユーロ下げ渋る展開となりました。
ユーロ円相場は、ドル円相場同様に堅調地合い継続となりましたが、ドル円相場とほぼ同じ時間リズムで上昇してきたことから、やはり「良いところ」まで到達したことで、上げ渋る展開となっています。
他のクロス円相場もユーロ円相場と似た動きをしています。
スイス円相場が特に堅調地合いをキープしている以外は、ポンド円、豪ドル円、NZドル円、カナダ円共に、堅調地合いながらも、やはり上げ渋る展開となっています。
これらのクロス円相場の動きも、ユーロ円相場と同様の時間的要因に依るものであると判断しています。
■それにしても、ここ最近の動きは、同じような水準を何度も往復する展開となっています。
ある意味、極めて為替相場らしい動きをしているとも言えますし、収益チャンスが多い反面、利食い損ねることも多いという、まさにストレスの溜まる相場展開とも言えましょう。
その為、東京時間中は利が乗っていたのに、夕刻から夜に掛けて、評価損に陥ってしまうケース、その逆のケースも目立つ日が多くなっています。
ただ、全般的には、ドル円相場、クロス円相場共に堅調地合いの流れにあると読めます。
■この辺りの動きを日足スパンモデルで追うと、相場の流れの変化が掴めます。
まず、ドル円相場ですが、2月18日に買いシグナルが点灯しました。
昨年9月15日にドル売りシグナルが点灯して以来のドル買いシグナルです。
次に、ユーロ円相場ですが、3月5日にユーロ買いシグナルが点灯しました。
こちらは1月14日にユーロ売りシグナルが点灯して以来のユーロ買いシグナルです。
このユーロ円相場は、昨年8月13日にユーロ売りシグナルが点灯して以来、約4カ月半ぶりに、昨年末12月31日に一旦ユーロ買いシグナルに転換しましたが、1月14日にユーロ売りシグナルに転換するという、日足スパンモデルにしては短期間に目まぐるしく変化する展開となりました。
ポンド円相場は、2月23日にポンド買いシグナルが点灯しています。
昨年8月12日にポンド売りシグナルが点灯して以来のポンド買いシグナルです。
やはり、実に、約半年ぶりぐらいのシグナル転換となっています。
カナダ円相場は、2月24日にカナダ買いシグナルが点灯しています。
こちらも、昨年8月8日にカナダ売りシグナルが点灯して以来のカナダ買いシグナルであり、ポンド円相場同様に、約半年ぶりのシグナル転換です。
豪ドル円、NZドル円相場については、シグナル転換には至っていません。
ただ、両通貨ペア共に、実勢レベルがレジスタンスゾーンの下限を上回って推移しており、豪ドル、NZドルが底固い展開を示唆しています。
すなわち、シグナル転換は時間の問題とも言えそうです。
■上記でご説明した通り、確かに、日足スパンモデルでは、買いシグナルが点灯した通貨ペアが多いことが分かります。
もっとも、確かにドル円相場は、シグナル転換(ドル買い)後に、急速に上昇しましたが、他のクロス円相場等は、上昇したと言っても決して力強くはありません。
むしろ、往来相場を繰り返しながら、じりじりと上げてくる展開であり、フラストレーションの溜まる相場展開であるとも考えられます。
外国為替相場らしいと言えばそれまでですが、昨年の夏以降、年初に掛けて大きく相場が変動した後だけに、流れに乗り切れない個人投資家の方も多いのではないかと思います。
この最近のように、ある程度のレンジの中で往ったり来たりする相場を相手にしていると、特に、60分足分析が重要となってきます。
この60分足分析を日中のトレードにどう生かすかが、収益積み上げのキーポイントとなってくると考えます。
■ところで、私が、毎日のマーケットコメントを「60分足分析」と「日足分析」の2部構成にしてある理由は、中長期の相場トレンドを「日足分析」で追いつつも、1日から数日の動きと「友達」にならなければ、収益につなげられないと判断しているからです。
確かに、究極の「デイトレード」は、5分足スパンモデルや1分足スパンモデルでもって、1日の中で完結させるトレードであると考えます。
しかしながら、よほどの専業トレーダーでもなければ、なかなか日中、四六時中、マーケットに張り付いているわけにもいきません。
一般的なサラリーマンの方を始めとする、個人投資家の方には、数時間と区切ってのデイトレードをするか、日足分析と絡めた上でのスイングトレード(宵越しから数日)、もしくはポジショントレード(数日以上)をお勧めします。
尚、私個人的には、スイングトレードとポジショントレードを区別する意味はないと考えています。
言ってみれば、「デイトレード」か「宵越しのポジションキープ」かの違いだけです。
「宵越しのポジションキープが、その期間によって、スイングトレードやポジショントレードにあるとすれば、それは全て結果論であって、途中の売買判断とトレードの種類とは何の関係もありません。
ですから、その日にポジションを取って、その日の内に手仕舞をする「デイトレード」に対して、夜寝るときにポジションをキープするのは全て「ポジショントレード」と言っても良いわけです。
■そして、この「ポジショントレード」を行うのであれば、やはり日足分析を外して考えることは出来ません。
日足分析は、日足スパンモデルや日足スーパーボリンジャーを主に分析するわけですが、同時に、時間分析も行います。
時間分析は、私の毎日のマーケットコメントに8通貨全てご説明させて頂いております(有料情報)。
ポジショントレードは日足分析をベースとしますので、基本的には、日足終値を見て売買の判断する良いわけですが、日中の動きの中でも、日足チャートを参考にすることは当然あります。
例えば、日足スーパーボリンジャーのセンターラインや各シグマラインの位置です。
これらは、日中の「ザラ場」の動きについても参考にする価格水準です。
ですから、日足分析が日足の終値に基づくと言っても、原則的、基本的という意味であって、チャートそのものは、日中も参考にして良いわけです。
一日中、べったりとマーケットに張り付けない一般的な個人投資家の方は、ぜひ、この日足分析も参考にした「ポジショントレード」を基本した上での「デイトレード」をお勧めしたいと思います。
為替相場は、1日24時間動いているものですから、基本的には区切りはありません。
それだからこそ、タフではありますが、四六時中変動すること為替相場のメリットと考えて、収益機会につなげることが大切です。
これからの皆様のトレードをさらにサポートさせて頂きたいと思います。
■以下、ご参考の為に、「日足スーパーボリンジャー」と「60分足スパンモデル」をご紹介させて頂きます。
具体例として、ドル円相場を取り上げます。
チャートは私のブログ(下記URL)上に添付させて頂きました。
http://www.market-homeroom.jp/
http://www.span-model.com/
まず、ドル円相場の「日足スーパーボリンジャー」です。
見た目は一般的な「ボリンジャーバンド」とあまり変わりはしませんが、判断方法にて、多くの特別な手法を用います。
特に遅行スパンの存在は大きいです。
A点矢印が示すのが、3月6日NY終値時点の実勢レベルの位置です。
NY終値が、プラス1シグマライン(緑色ライン)を上回っているのが分かります。
日中は、プラス1シグマラインを下回って推移していたものの、NY市場引けに上昇、上回っている点は注目です。
日足分析でのトレンド判断は、あくまで終値ベースで判断するからです。
尚、同時にプラス2シグマライン(赤色ライン)を下回っており、「巡航速度のドル堅調相場」であることが分かります。
B点矢印が示すのが、3月6日時点の遅行スパンの位置です。
スーパーボリンジャーの場合は、スパンモデルと異なり、パラメーターを「21」とするところが重要ポイントです。
引き続き、実態線(21日前の実勢ローソク足)を大きく上回って推移しており、ドル買い優勢であること示しています。
ところで、この遅行スパンの使い方、効用は様々あり、今後の行く末を判断する上で多くのヒントを与えてくれます。
■続いて、同じブログ内の「60分足スパンモデル」をご覧下さい。
こちらは、先ほどの日足ベースではなく、60分足ベースである点、注意して下さい。
60分足は、日中トレードと日足トレードを結ぶ、極めて重要な時間枠チャートです。
私は、如何なる時も、この60分足を外してトレードを行うことはありません。
さて、ニューヨーク終値時点にて、実勢レベルがレジスタンスゾーンの上限を上抜けているのが分かります。
ドル堅調な動きを示唆しているものの、依然として、ドル売りシグナル点灯中であることも見てとれます。
売りシグナルとは、赤色スパンが青色スパンの上位に位置する局面です。
尚、添付チャートは「DealBook」にて作成しておりますが、「Meta Trader」というソフトで作成すると、ゾーン内の色が塗りつぶすことが出来ますので、視覚的に非常に分かり易いです。
そして、遅行スパン(紫色のライン)は、実態線にぶつかっています。この実態線がドル円相場のレジスタンスであることを示しているわけです。
確かに、ドル円相場は売りシグナル点灯中ではあるものの、直近の実勢レベルのローソク足がレジスタンスゾーンの下限を上回り、さらに上限をも上回っていることから、ドル売り圧力が減退していることを示しています。
果たして、9日(月曜日)にドル売りシグナルが継続し続けるのか、それとも、ドル続伸して買いシグナル点灯に至るのか注目されます。
また、その時の遅行スパンには特に注目です。
日足時間分析から、ドル円相場が3月5日にて一旦のピークアウトをしたと判断される以上、ドル続伸となるかどうか、週初は大きなポイントとなるタイミングと言えそうです。
尚、私のマーケットレポートは、8通貨について、「スパンモデル」(60分足及び日足)、「スーパーボリンジャー」(60分足及び日足)、時間・価格分析、トレード戦略という構成になっています。
以上です。