MT4用スパンモデルダウンロード
サインツール(遅行スパンアタッカー)は、MT4でないと利用できません。 マーフィーこと柾木利彦 (まさき としひこ)
1956年生 卓越した市場関連知識を持ち、TV・ラジオ・新聞等で数多くの情報発信を行い、 発行 |
2008年12月14日
■まず、お知らせです。 まず、1つ目のお知らせは、 12月20日(土)に大阪にて二本立てで、セミナーを開催いたします。 セミナー後に忘年会(懇親会)もあります。 (1)新イーグルフライ500号達成記念感謝セミナー by 松島修 (2)トレードセミナー byマーフィー(柾木利彦) ○第一部 新イーグルフライ500号達成記念感謝セミナー by 松島修 時間 午後1時30分~3時 (受付は午後1時から) ○第二部 トレードセミナー byマーフィー(柾木利彦) 時間 午後3時30分~5時 (受付は3時半から) 場所 大阪梅田ビジネスセンター 9Bカンファランスルーム ○忘年会(一次会) 時間 午後5時30分~8時30分ごろ ご希望により忘年会(懇親会)の二次会あり ○ご注意 両方参加の方は、なるべく両方同時にカートに入れてください。 懇親会には、松島修氏と私、柾木利彦(マーフィー)が参加します。 掲示板のハンドル名をお持ちの方はハンドル名も書いてください。 懇親会参加ご希望の方はカートの途中に「その他お問い合わせ欄」 その他、希望等あれば書き込んでください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★続いて、2つ目のお知らせは、私が今年の6月13日に行いました「リアルタイムトレードコーチングセミナー」のDVDが完成致しました。 平日の夜にセミナーを行うことで、実際に相場が動いている最中での「リアルタイム」でのセミナーが可能になり、その内容を収めたものです。 「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」の使い方が手に取るようにご理解頂けると思っております。 実際に動く相場の中で、売買判断をコーチングできる人は極めて少なくリアルタイム・トレード・コーチング・セミナーや収録DVDは貴重な存在ですので、どうぞご活用下さい。 「マーフィーのリアルタイム・トレード・コーチング・セミナーDVD」 一般価格 15,000円(税込・送料込) 会員の皆様は会員特別価格 12,000円(税込・送料込)で購入できますので マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板&メルマガ ■それでは、マーケットです。 先週末は、ご存じの通り、しばらくぶりに大荒れの展開となりました。 いつものことですが、マーケットというものは、「ポジティブサプライズ」と「ネガティブサプライズ」が訪れることに応じて、大きく動くものです。 誰もが期待、予測している通りに材料が続く限りは、大した動きとはなりません。 今回のケースで言うと、すでにマーケットでは、「米国で民主・共和両党の議員が自動車ビッグ3救済に向けた修正法案で暫定合意」との報道を受けて、安心感が広がりつつあった中で、東京時間昼休みに「両党の修正協議は物別れに終わった」と伝わったことで、先ほどの安心感、期待感が一気に冷やさる格好となったわけです。 この報道が昼休みにあったことも相場の変動に影響を与えたようです。 相場とは、ある一定の水準をヒットすれば大きく動くという傾向がありますが、昨今では、「通貨オプション」が大きな要因となっているようです。 そもそも、8月以降の大幅な円高局面において、通貨オプション市場では、変動率(ボラティリティ)が大幅に上昇、ある程度落ち着いたと言っても、依然として高止まりしている状況です。 そして、大方の金融機関の決算の最終月である12月ということもあり、ポジションの手仕舞絡みも大きな変動要因となる地合いにあったわけです。 そもそも、通貨オプションの「買い手」にしてみると、変動率が大きく上昇した局面で仕込んだオプションのポジションを手仕舞う絶好の利食い局面が訪れたとも言えたわけです。 一方で、通貨オプションの「売り手」にとっては、辛い局面に直面することになりました。 ■すなわち、特に、円コールオプション(円を買う権利)を売っている通貨オプションの「売り手」にとっては、円高になればなるほど、現物(キャッシュポジション)でロスカットをせざるを得なかったわけです。 この辺りは、オプションの基礎知識をお持ちでないと少々難しい説明に聞こえるかもしれませんが、ポイントは、円コールオプションの「売り手」サイドから大量のヘッジ絡みの円買いが発生した一方で、依然から仕込んでいた円コールオプションの「買い手」サイドが一気に利食いの円売りをしてきたと想定されます。 通貨オプションの買い手にとっては、自分が買っている通貨オプションの行使期限内に権利を行使しないとその通貨オプションが期限切れで無効になってしまうのを回避する為に、積極的に利食いを入れた可能性があります。 特に、この最近は通貨オプションのボラティリティ(変動率)が歴史的にみても史上最高レベルに達していただけに、相当高値掴みをしたヘッジファンドや投資家も多かったものと思われ、何とか年内12月中に手仕舞いしようと努めたものと考えられます。 まして、これから本格的なクリスマス休暇を迎えるとあって、ポジション手仕舞いが大きな要因となっている状況下にあるとも言えるからです。 ■ところで、ビッグ3の破綻懸念を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が15日と16日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)にて、大幅利下げに踏み切るとの観測が高まったこともドル売りに拍車をかけたようです。 もし、仮にFRBが、政策金利を現在既に過去最低水準にある年1%を、0.75%引き下げて0.25%にすると、日銀の政策金利(年0.3%)を下回ることになり、何と15年ぶりに日米の金利が逆転することになります。 その場合は、ある意味極めて象徴的な出来事となるわけで、エポックメイキングになると言えましょう。 それにしても、ここまで市場のセンチメントが悪化すると、今後生じるニュースやイベントなどが、冒頭に書いた「ネガティブサプライズ」よりは「ポジティブサプライズ」となる可能性が高まってきたとも読めそうです。 「ネガティブサプライズ」とは、市場が安心感のある時、その順調な流れに逆らう格好の内容の突発的なニュースやイベントのことです。 一方で、「ポジティブサプライズ」とは、市場が悲観的になっている時に、その流れを食い止め、順調な流れに押し戻そうとする内容の突発的なニュースやイベントのことです。 ■さて、とにもかくにも、今回の円高局面で痛手を被られた個人投資家も多かったかもしれません。 上記で申し上げた通り、ここ最近は、相場が安定的に推移しており、底固めをして上昇する動きであっただけに、ドル円相場の急落は「想定外の出来事」でもありました。 私自身、現在は、日足ベースでは、ユーロドルのロング、ユーロ円ロング志向でもあり、ユーロ円ロングの相場観を背景に他のクロス円相場についても基本的には買い志向です。 もっとも、毎日のマーケットコメントをお読みの方はご存じの通り、ドル円、ポンド円、スイス円、NZドル円、カナダ円相場については、依然として「売りポジションが優位」と書き続けております。 しかし、時間分析からは、反転上昇と言うシナリオも同時に書かせて頂いてきた次第です。 この反転上昇と言うシナリオは、私自身が、週足時間分析の観点から、下げトレンドの最終局面にあると判断していることに基づいています。 私自身、中長期のポジションの造成を頭に入れており、相場の最終局面と判断したならば、基本的には「逆向き」の相場観を持つのが一つの戦略であると考えているからです。 ただ、以前より、繰り返し申し上げてきたことは、現在の相場と仲良しになることが大事であり、相場が売り優勢と判断するならば、売りポジションを持ち続ける必要があるということも大事なスタンスです。 この点に関しましては、上記にて申し上げている通り、現在も、売り優位と判断した通貨ペアについては、「売りポジションが優位」と明記させて頂いています。 一方、ユーロドル、ユーロ円、豪ドル円相場に関しては、買い優位と判断しており、買いポジション優位との表現に変更しております。 ■ところで、繰り返しになりますが、今回のドル円相場の動きは、私の時間分析からは想定外のことが発生したのは事実です。 時間的に限界を越えて下げたというのは、明らかに現在の相場が示しています。 決して言い訳をするつもりはないのですが、10月24日の安値である90.87円をブレイクしたことは現実ですが、ニューヨーク引けにかけて大きく戻したことも事実です。 尚、一方で、日中トレードについては、5分足や60分足スパンモデル、スーパーボリンジャーに従った柔軟なトレードが有効であるのは、日足ベースのトレンド方向とは違うレベルの話です。 大きなトレンドの発生する相場であれば、日中トレードにて収益チャンスは幾らでもあるわけです。 ただし、繰り返しになりますが、日足ベースとなると、あくまで判断は終値、すなわち日足終値での判断となりますので、その終値までの日中変動リスクが生じるのは事実であり、ある意味、致し方のないところでもあります。 もし、この日足終値を待つまでに、ポジションがリスク許容度を越えてしまうとなれば、一旦はロスカットせざるを得ないわけです。 これが日足ベースでポジションを取る場合の難しい課題でもあるわけです。 このように、日足ベースでのポジションを取る上で、リスク許容度に余裕がないと判断される場合は、日中トレードに専念せざるを得ないか、もしくは、とにかくポジションのサイズを減らして、リスク許容度を上げるしかないと思います。 さすがに、先週末のドル円相場のように、90.87円を下割れた以降、88.10円の安値をつけるまで2.77円もアゲンストに展開した以上は、リスク限度を超えたケースが多かったのも理解出来ます。 さすがにロスカットを余儀なくされるのも、現実問題、多々あったかと思います。 今後、まだ相場は不安定な動きをするかもしれませんが、相場の方向性を確認する為には時間を要しそうです。 ドル円相場に関しては、上記の通り、重要サポートをブレイクした以上、続落リスクが生じているのは事実です。 同時に、終値で見る限り、踏み止まった動きと判断出来なくもないです。 この辺りの詳しい分析は、「有料メルマガ」にて書かせて頂く予定です。 いずれにしましても、しばらく見極めに時間を要するかもしれませんが、ユーロドル、ユーロ円相場等につきましては、トレンド判断には変更はなく、現在のポジションをキープしたいと思います。 以上です。 09:35|Murphy's ブログ トップページ|
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