![]() マーフィーこと柾木利彦 (まさき としひこ)
1956年生 1980年大学卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。 ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、 1992年米銀大手のシティバンク・欧州系大手のオランダ銀行東京支店 などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。 その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。 卓越した市場関連知識を持ち、TV・ラジオ・新聞等で数多くの情報発信を行い、 お問い合わせ先 発行 |
2009年1月 3日
明けましておめでとうございます。 いつもご愛読ありがとうございます。 第27号の新年特別号メルマガをお届けします。 今年も、自分がモットーとしている「後講釈のない」「実践トレードに役立つ」内容のメルマガをお届け出来るよう、精進したいと思います。 どうぞ、益々ご愛顧のほどお願い申し上げます。 ■それにしても、昨年2008年は激動のマーケットの年でした。 振り返って見ると、1998年に外為法が改正になって個人投資家が外国為替市場に直接参入出来るようになり、特に2000年以降、個人参加の外国為替市場が急速に成長を始めました。 そして、その動きに合わせるかのように、2000年以降、2007年に至るまで、概ね相場は右肩上がり、すなわち、外貨高円安のトレンドが継続的に続きました。 外貨証拠金取引(FX)は、日本人個人投資家にとって格好の投資商品となったわけです。 というのも、自らが所有している円を売って、外貨を買うというオペレーションを繰り返し行うだけで、インカムゲイン(スワップ収益)とキャピタルゲイン(売買収益)の両方を獲得するのに適した環境が続いたからです。 市場では外貨証拠金取引(FX)と言えば、外貨を買うことが「常識」と思われるくらい、FXに対する世の中の認識は一方向に傾いていったようです。 年配の方までもが大した予備知識もないままFXに参入、巨額の自己資金を投じて、外貨買いを行うケースも増えました。 資金量は豊富である一方で、それを手段として売買を行うこともなく、ただ単に円を投じて外貨を購入するという外貨預金の延長のようなオペレーションが蔓延しました。 しかし、一時的には、結果として、「じたばた」しないのが功を奏し、マーケットの流れにも「運良く」乗り、巨額の利益を得ては、脱税に及ぶケースもマスコミで取り沙汰されるほど、脚光を浴びるようになりました。 そして、2007年から2008年にかけての激動の局面を迎えるに至ったのです。 それは、すなわち、円急騰劇でした。 世の中のリスクマネーが大きく巻き戻される展開となったのです。 あのアイスランドという国では、多くの国民が円建て住宅ローンを組んでいたほどで、世界中で円キャリートレードの巻き戻しが入ったのです。 もっとも、このような円キャリートレードの実態、背景等のミクロレベルでの事情を知っているいないに関わらず、実際のマーケットの流れを見ていれば、変化が訪れたことはすぐに察知されたと言えましょう。 しかし、半ば「決めつけた相場観」が蔓延していただけに、「長期投資の大義名分」の下、多くの円ショートポジションがカットされないままいつまでも引っ張られる格好となりました。 その過程は、まさに、「もうはまだ」の究極のマーケットの姿だったと言えましょう。 強制退場を強いられて、完全消滅するまで「しこった」ポジションがキープされ続けました。 聞くところ、中には、「両建て」という形で残ったポジションも多かったようです。 表面上はロングとショートがマリーしており、リスクは抑えられたものの、実質的には損失が確定しているにも拘らず、その損失を認めないという個人投資家が大勢現れたのです。 つまり、損失の実現がなされるまでは、損失を損失として認識しないという「空恐ろしい論理」がまかり通ったのです。 ■それにしても、マーケットは恐ろしいものです。 為替相場というのは、1日の中にでも、天国と地獄が存在するは常ですが、中長期でポジションを持っている人にとって、その地獄の期間が長きに亘って継続したのです。 ただし、「地獄」と書いたのは、大半の人にそうであっただけで、一部の人にとっては、「天国」でした。 本来、為替相場というのは、キャピタルゲイン(売買益)を狙うのがメインの投資であって、相場のトレンドを探ること、そして、その流れに乗ることが有効的な投資なのです。 ですから、円高と読んだ向きにとっては、これほどの大相場が訪れてくれたということで、まさに一攫千金のチャンス到来であったのです。 ただ、この円高と読んだ向きの人々にとっても落とし穴はありました。 それは、先ほど書いた「もうはまだ」の認識の度合いでした。 私はいつも相場を予想しては危険と申し上げているのは、「下手な値頃感」を持つと危険だからです。 せっかくショートポジションで収益を上げても、下落途中で早々と利食ってしまうことも多くなるのです。 それならまだ良いのですが、下落途中で値頃感からロングにしてしまい、そのポジションを「しこらせて」しまうケースが多々あるのです。 ほんの僅かな損失を実現することを躊躇し、さらには「ナンピン」を入れてポジションを膨らませてしまうケースは枚挙に暇がないのは、過去の歴史で多く繰り返されたことです。 ■そもそも、相場で勝つかどうかというのは、相場観による部分が大きいと思われている方が多いようですが、実はそうではありません。 たとえ相場観が良くてもそれほど収益が上がらないこともあります。 逆に相場観が悪く、一旦は損を出しても、その後に大きく取り戻すこともあります。 言い換えると、「1番目の流れ」の相場には負けても、「2番目の流れ」の相場に勝つことはあるのです。 逆に、「1番目の流れ」の相場に負けるからこそ、そのあとの大きな「2番目の流れ」の相場に勝てるケースも多いにあり得るのです。 具体的に言うと、最初に持っていたロングポジションがアゲンストになり、一旦はロスカットするものの、そこから倍返しにして、ショートポジションに切り替えることで、損失を補って余りある収益を得ることも多いのです。 この過程は、相場観もさることながら、リスクマネジメント、マネーマネジメントに依るところが大きいのです。 もちろん、ポジションを正反対にひっくり返すわけですから、相当の勇気が要るのも事実です。 しかし、相手の相場の動きに合わせて、自由に振る舞うことが出来る姿勢さえあれば、何ら不可能なことではありません。 とにかく、自分の相場観に固執することが最大の危険でありリスクなのです。 ■さきほど「相手の相場の動きに合わせて、自由に振る舞うことが出来る姿勢」と簡単に書いてしまいましたが、実際のところは、こんなに難しいことはないとも言えましょう。 「任運自在」という言葉でもって、あの一目均衡表の創始者である一目山人翁は表現しておられます。 「運びに合わせて自由に在る」という意味ですが、まさに、相場の世界を極めた人だけが使える言葉かもしれません。 しかし、100%を目指さないのであれば、ある程度、この境地に達することは出来そうです。 その最短の近道は「ロスカットの徹底」です。 私は、以前にメルマガで、「9勝6敗が最高の勝負師」と書いたことがあります。 15回の勝負で、6回負けることが出来る人は最も強いという意味です。 自分の負けのスタイルを知っているからです。 自分のスタイルを確立している投資家ほど強いものはありません。 もちろんある程度は勝てなければなりません。 この例では、9勝は必要だと書かせて頂いています。 しかし、決して12勝や13勝なども勝つ必要はないのです。 相場の世界では、相撲の「横綱」にならなくて良いわけです。 もっと言えば、13勝2敗でも大負けする人はいるものです。 昨年の相場では、そういう人は大勢いたのです。 相場の世界でやっていくには、相場の世界のルールを知れば良いわけです。 今年もぜひ、皆様と相場の世界の醍醐味を味わいながら、実際の収益につながる有益な情報を提供してまいりたいと思っております。 ここで言う有益な情報とは、私の相場観でもなければ、俗にいうマーケット情報(誰が買ったとか売ったという話、輸出入業者の注文が多いとか少ないという話等々)ではありません。 実際のマーケットにて、今、現在、何に注目しておけば良いのか、具体的にお伝えしていくことです。 つまり、ある通貨ペアで、ある価格がいつの時点で出現すれば、相場がどうなる(上がる、下がる)、と言った風な情報です。 そして、出来れば、相場分析の方法についてお伝えさせて頂きたいと思っています。 相場分析手法について、皆様ご自身がマスターさえされれば、私のコメントなど必要ないからです。 皆様は、いつでも好きな時に、誰に干渉されることもなく、トレード出来るわけです。 細かい内容、指導につきましては、以下でもご紹介させて頂いている、 や Eブック「マーフィーの最強スパンモデルFX投資法を伝授」 を通じてお伝えしたいと思います。 しかし、こちらのメルマガにても、出来るだけポイントを絞ってお伝えしてまいりたいと思っております。 どうぞ、今年1年、ご期待のほど宜しくお願い申し上げます。 以上です。 2009年1月 2日
皆様、新年明けましておめでとうございます。 どうぞ、今年も宜しくお願い申し上げます。 2009年相場が始まりました。 今年はどんな相場になるのでしょうか? とは言っても、私は、普段からあまり相場予測は行わないようにしています。 それは、相場予測が実際のトレードにはあまり役だ立たないからです。 相場を予測することは危険であることを、私はセミナー等、機会がある毎にお伝えしております。 理由は、相場を予測すると、下手な値頃感が出来たりして、利食いが早くなり、損切りが遅れる原因となるからです。 「相場は相場に聞く」ことが一番です。 その意味で、私は、「ファンダメンタルズ分析」よりも「テクニカル分析」を重視しています。 ところで、私は相場予測を全く行わないわけではありません。 時に応じて行っております。 私の場合、相場予測は「時間分析」に基づいたものです。 相場が上昇局面にいるのか、それとも下降局面にいるのか、さらにはレンジ相場の局面にあるのか、その判断は時間分析がベースとなっています。 相場が上昇局面にあると判断すれば、実際のトレードは基本的にロングから入ることが多いため、買いシグナルを中心に見るようにします。 一方で相場が下落局面にあると判断すれば、実際のトレードは基本的にショートから入ることが多くなるため、売りシグナルを中心に見るようにします。 実際の売買のタイミングは、「スパンモデル」や「スーパーボリンジャー」を用います。 このようにすることで、損失の可能性が減少し、利益を出すチャンスをより多く手にすることが出来るのです。 今年も、この手法をさらに充実させ、磨きを掛けてまいりたいと思っております。 2008年12月28日
ドル円相場に絞って、時間分析を交え、相場分析手法の基本をお伝えしてまいりたいと思います。 ■先週(22-26日)の外国為替相場は、クリスマス休暇の影響もあり、総じて小動きでした。 先週号メルマガにて、ドル円相場の時間サイクルについてご説明しました。 そして、メルマガ後半部分にて以下のように締め括らせて頂きました。 「以上から、12月17日と日柄は、日足分析、及び週足分析から判断して、意味のある時間帯であったと言えるわけです。 このように、12月12日に、それまでの重要サポートであった90.87円をブレイクし、急落したドル円相場ですが、その後87.13円まで下げて、結局、先週は、88.30円にて越週しました。 果たして、今週(12月22-26日)に、続落して、新安値を更新するのか、それとも、反転、上昇するのか、時間分析の観点からも注目すべき日柄を迎えた後の相場だけに、特に注目したいと思います。」(以上先週号メルマガより引用) 実際の相場は、クリスマス休暇で閑散な中、大きな動きとはなりませんでしたが、週足でみると、オープンの89.52円を安値に、高値90.99円、終値は90.81円となりました。 先々週の週足(下ひげの長い陰線)の実態線(陰線)の部分とほぼ同じ値幅を伴った実態線(陽線)の格好となっているのが見てとれます。 尚、週足ローソク足を観察してみると、10月24日に最初の安値90.87円を付けて以降の戻り高値である100.56円を付けた11月4日の週以降、7週連続して陰線の週足が続いているのが分かります。 7週連続というのは、滅多に出ないパターンではあります。 そして、7連続陰線の後、先週引けた時点で、初めて陽線の週足が出現したことになります。 ■週足時間分析からは、安値90.87円を付けた10月24日の週から今年の安値87.13円を付けた12月17日の週まで9週間経過しました。 既に何度もご説明している通り、「9」は重要な基本数値です。 この「9」を週足ベースで出現したことで、時間の節目を迎えたと読めたわけです。 さらに、週足時間分析で、先週号では触れなかったタイムサイクルをここでご紹介させて頂きます。 昨年の高値124.14円を付けた2007年6月22日の週から今年前半の安値95.77円を付けた3月17日の週まで40週を要しました。 そして、この3月17日の週から今年の安値87.13円を付けた先々週まで同じく40週要しました。 すなわち、高値124.14円から安値95.77円まで40週経過した一方で、安値95.77円から安値87.13円まで同じく40週経過したわけです。 いつも申し上げている「対等時間」の出現です。 「対等時間」は「変化時間帯」を示唆します。 「変化時間帯」とは、トレンドの加速、もしくはトレンドの転換です。 今回のケースの場合、トレンドの加速の場合は、ドル安円高の加速です。 トレンド転換の場合は、ドル高円安への転換です。 このように、トレンドの加速もあれば、トレンドの転換もあるということで、「転換日」ではなく、「変化日」と名付けているわけです。 先週の87.13円を付けた週にて相場トレンドが加速するのか、それとも転換するのか、時間分析に加え、「スパンモデル」、「スーパーボリンジャー」等々を用いた検証を行って、「予測」を立ててみたいと思います。 ■さて、ここで、ローソク足の見方を一つご紹介させて頂きましょう。 ローソク足には、オープンと終値に加えて、高値と安値があります。 相場のトレンドを判断する上で、重要な判断ポイントは、この高値と安値です。 具体的にどう判断するかというと、前週の高値と安値を今週、どちらに抜けるかです。 上昇トレンドの場合は、今週、前週の安値を下回ることはありません(あくまで、そのケースが多いという意味であり、絶対というわけではありません)。 一方、下落トレンドの場合は、今週、前週の高値を上回ることはありません(同じく、そのケースが多いという意味で、絶対というわけではありません)。 このような分析は一見実に単純に見えますが、実際には大いに役に立つものです。 相場分析というのは、基本的に複雑、難解なものであっては意味がありません。 実践のトレードでは、「シンプル・イズ・ベスト」が何より大切です。 一瞬見ただけで判断出来ることが、外貨証拠金取引のようにレバレッジを効かせたリスクあるトレードを行うに際して特に大切な必要条件であると考えます。 ■それでは、上記予備知識を持った上で、直近のドル円相場を見てみましょう。 戻り高値100.56円を付けた11月4日の週以降、週足ローソク足の高値が毎週切り下がっているのが分かります。 ちなみに、先々週の高値は91.36円であり、先週の高値は90.99円であったことから、依然として下げトレンドの条件を満たしていることが分かります。 ここからのポイントは、今週(29-2日)、先週の高値である90.99円を上抜けるかどうかに注目しておけば良いわけです。 そして、仮に、この90.99円をブレイクした場合は、ドル買い加速する可能性が高いと判断出来そうです。 一つのトレード方法としては、90.99円越えにストップベースの買いオーダーを置くことです。 ストップオーダーをポジションのエントリーとして利用するわけです。 ■尚、日足ベースのスーパーボリンジャーで見てみると、ドル円相場は、先週末(12月26日ニューヨーク終値)時点で、引け値が90.81円、センターラインの位置が91.38円、マイナス1シグマラインの位置が89.56円となっています。 センターラインである21日移動平均線を下回っていることで、基調としてのトレンドがドル安円高であることが分かりますが、同時に、マイナス1シグマラインを上回って引けていることで、底固い動きから堅調地合いを示唆しています。 今後のポイントとしては、センターラインを上回って引けるか、それとも、センターラインを上抜けることが出来ずに反落するか、さらには、マイナス1シグマラインをホールド出来るかどうか、です。 センターラインを上抜けていくと、相場上昇力はさらに増す可能性があります。 今年8月後半以降、日足ベースの実勢終値が日足スーパーボリンじゃーのセンターラインである21日移動平均線を基本的に下回る動きが続いているのが分かります。 「基本的に」と書いたのは、2回だけ、上回って引けましたが、翌日には反落、再びセンターラインである21日移動平均線を下回っているのが見てとれます。 このように、21日移動平均線というのは、極めて簡単、単純なラインですが、相場判断を行う上で、非常に重要な情報を与えてくれるのです。 ■続いて、ドル円相場を60分足スパンモデルで検証してみると、東京時間12月18日深夜にドル買いシグナルが点灯して以降、基本的に買いシグナルが点灯継続したままです。 遅行スパンも、直近の動きを見る限り、陽転しており、ドル買い優勢であることが分かります。 60分足スパンモデルは、60分足ローソク足をベースとしていますが、今回の場合のように、1週間を通じてシグナルの変更はありません。 スパンモデルは、そのローソク足の時間枠が短期間の割には、それほど短期のシグナルではないことがお分かり頂けると思います。 スパンモデルは、直近のゾーンの位置の計算値が過去52本のローソク足の高値と安値を対象としている点は重要な注目点です。 私が、数日から1週間程度の期間でのスイングトレードに60分足スパンモデルが適しているとご説明している根拠、理由でもあります。 デイトレードでは、1分足スパンモデルや5分足スパンモデルが有効となりますが、この60分足スパンモデルも大切なチャートです。 シグナル変化に加えて、実態線の位置、ゾーンとの位置関係、遅行スパンと実態ローソク足との位置関係等々を観察するだけで、より短期のスパンモデルを見ているのと同等の効果があるとも言えるのです。 いずれにしましても、この60分足スパンモデルでは、ドル円相場は現在、買いシグナル点灯中であり、遅行スパンも実態線を下回ることなく推移し、ドル堅調地合いを示唆していることが見てとれます。 ■尚、日足スパンモデルによると、ドル円相場は、先週末時点で、ドル売りシグナル点灯継続中ではあるものの、実勢レベルが僅かながらもレジスタンスゾーン下限を上回って引けているのが分かります。 下落相場の場合、スパンモデルにて、実勢レベルがレジスタンスゾーンの下限に戻りを抑えられながら下げていくのが典型的な下げトレンドです。 時間枠に関係なく、上昇トレンドであればサポートゾーンの上限、下落トレンドであればレジスタンスゾーンの下限に抑えられるのが理想的です。 今回はその典型的な下げトレンドを壊す動きが小さいながらも生じている点を見逃さないようにしたいと思います。 さらに詳しい分析については、「有料メルマガ」「有料掲示板」等をお読み頂けると幸いです。 以上です。 2008年12月22日
■まず、ご報告です。 先週末12月20日(土曜日)に、大阪にてエフピーネット社主催の「トレードセミナー」を無事行うことが出来ました。 セミナー終了後は、懇親会を兼ねて忘年会を皆様と楽しみことも出来ましたこと、深く感謝致します。 さらに、翌21日(本日、日曜日)には、マネースクウェアジャパン社主催の「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」のセミナーも行うことも出来ました。 数多くの方に参加して頂きましたこと、改めて感謝申し上げます。 いずれのセミナー終了後にも、参加頂いた多くの方から、「非常に分かりやすかった」とのコメントを頂戴し、やはり、書き言葉で伝わらないものでも、実際にセミナーにて御説明することで、理解度が大きく高まることを知り、セミナーの意義を改めて感じた次第です。 今後も、このような機会を増やすことが出来るように努めたいと思います。 続いてのご報告は、私が今年の6月13日に行いました「リアルタイムトレードコーチングセミナー」のDVDが完成致しましたが、ご好評を賜っております。 平日の夜にセミナーを行うことで、実際に相場が動いている最中での「リアルタイム」でのセミナーが可能となり、その内容を収めたものであることから、実際のマーケットの中で臨場感溢れる格好で「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」の使い方が手に取るようにご理解頂けると思っております。 「マーフィーのリアルタイム・トレード・コーチング・セミナーDVD」 一般価格 15,000円(税込・送料込) 会員の皆様は会員特別価格 12,000円(税込・送料込)で購入できますので マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板&メルマガ さて、続いて本題のマーケットです。 今回のメルマガでは、今後多くの通貨ペアの方向性を決める上で重要なリーディングカレンシーとなると思われるドル円相場に絞って、特に時間分析(日足、週足)の観点からレポートさせて頂きたいと思います。 ■まず、先週のドル円相場は、先々週末の動きを引き継ぐ動きとなりました。 現状分析ですが、米上院で自動車救済法案を巡る交渉が決裂したため、ドル円相場がそれまでの最重要サポートであった90.87円をブレイクした12月12日以降、執拗なドル売り円買いの流れが続いています。 私自身、10月24日の安値である90.87円は、週足時間分析の観点から、極めて強いサポートと読んでいただけに、そのレベルを一気にブレイクして以降は、自らの相場観、シナリオの構築に時間を要しました。 そもそも、10月24日の安値を付けたタイミング(日柄)は、日足、及び、週足時間分析から、非常に重要な「変化時間帯」でした。 以下に、その理由をご説明、おさらいをしてみたいと思います。 ■2007年の高値である124.14円を付けて以降、最初の押しの安値であった111.60円を付けた8月17日の週から今年3月の安値である95.77円を付けた週まで32週を要しました。 そして、この3月の安値を付けた週から10月24日の安値90.87円を付けた週までの時間が同じく32週でした。 安値(ボトム)から安値(ボトム)までの時間が32週というタイムサイクルが2回連続となったわけです。 同じ時間を経過すること自体、「対等時間」と言って、重要な「変化時間帯」を意味します。 「対等時間」を発見することは、相場の変化(転換、もしくはトレンドの加速)を予測することにつながります。 なお、この「32週」という時間における「32」という数字自体、重要な数値です。 「9」「21」「26」「42」などと同様に、「32」は重要基本数値として、注目すべき数値であるわけです。 その重要な数値を「対等時間」という格好で、達成した10月24日の週は、「変化時間帯」として、相場がトレンド加速、もしくは転換(今回の場合はドル上昇に転じる)する可能性が高いことを示していたのです。 ところで、週足ベースでみて、先週という時間は、短期週足分析の観点から、注意すべき時間帯であったと考えられます。 理由は、安値90.87円を付けた10月24日の週からカウントして、9週目に応答していたことです。 先ほど列挙させて頂いた重要基本数値の一つである「9」が出現したわけです。 ということで、週足での「変化時間帯」に合致したと見なされることから、当面の安値を付けた可能性を示唆しているとも読めそうです。 ただ、あくまで変化時間帯の候補であるということで、実際のトレードに際しては、スパンモデル等で買いシグナルが出現するのを待つことは言うまでもありません。 実際のところは、直近、12月19日ニューヨーク市場終値時点にて、60分足スパンモデルにてドル買いシグナルが点灯中であり、今週(22-26日)の動きが注目されるところです。 ■続いて、日足ベースの時間分析を行ってみたいと思います。 戻り高値110.67円を付けた今年8月15日以降の動きに注目してみたいと思います。 戻り高値124.14円を付けた8月15日以降、26日周期で相場が変化しているのが見てとれます。 まず、最初の26日目は、9月19日であり、戻り高値108.04円を付けました。 次の26日後に10月24日であり、ご存じの通り、ドル安値90.87円を付けました。 続いて26日経過した日柄は11月28日、週末金曜日でした。 この日は、非常に小さなレンジのローソク足が出現しました。 一日の高値と安値の間のレンジが小さい「コマ」と呼ばれるローソク足は、次に大きな動きになることを示唆していました。 そして、翌日である翌週初月曜日である12月1日に相場は大きく下放れました。 それ以降、ドルは続落し、ついに12月12日に及んで、最重要サポートポイントであった10月24日の安値90.87円を下回るに至った後、12月17日に安値87.13円を付けたわけです。 尚、この安値87.13円を付けた12月17日は10月24日に最初の安値90.87円を付けて以降の戻り高値である100.56円を付けた11月4日からカウントして32日目に応答しているのが分かります。 また、安値90.87円を付けた10月24日から39日目でもあります。 39日は、重要基本数値で「42」には3日足りませんが、近似値となっていると判断出来ます。 さらに、高値110.67円を付けた8月15日から12月17日まで89日経過しました。 89日という数値は、「フィボナッチ数」として重要な数値でもあります。 以上から、12月17日と日柄は、日足分析、及び週足分析から判断して、意味のある時間帯であったと言えるわけです。 このように、12月12日に、それまでの重要サポートであった90.87円をブレイクし、急落したドル円相場ですが、その後87.13円まで下げて、結局、先週は、88.30円にて越週しました。 果たして、今週(12月22-26日)に、続落して、新安値を更新するのか、それとも、反転、上昇するのか、時間分析の観点からも注目すべき日柄を迎えた後の相場だけに、特に注目したいと思います。 繰り返しになりますが、実際のトレードでは、「スパンモデル」、「スーパーボリンジャー」を特に60分足ベースの動きに注意を払うことによって、売買のタイミングを確認しつつエントリーしたいと思います。 具体的には、私の毎日のマーケットコメント(ドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円、スイス円、カナダ円)をお読み頂ければ詳細をお分かり頂けると思います。 以上です。 2008年12月18日
添付のチャートはユーロドル相場の60分足スパンモデルです。 まさに典型的な上昇相場を表しています。 実勢レベルの押し局面(下げ局面)はサポートゾーンの上限でしっかりと支えられており、また、遅行スパンが実態線(26時間前のローソク足)の上方に位置し続けているのが分かります。 このように、実勢レベルがサポートゾーン内に入り込まず、常に支えられて推移するパターンが典型的な上昇相場を示してくれるわけです。 詳しい解説は、『マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板』 2008年12月16日
添付のチャートはユーロドル相場の日足スパンモデルです。 今年8月5日に点灯(赤色矢印)したユーロ売りシグナル以降、順調に下げてきたユーロドル相場ですが、本日、ユーロ買いシグナルが点灯しているのが分かります。(青色矢印) 過去1週間の動きは、ユーロ買いシグナルが点灯するに当たっての幾つかの注目すべき動きが生じていたのが見てとれます。 尚、重要な遅行スパンも完全に陽転しています。 詳しい解説は、『マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板』 2008年12月14日
■まず、お知らせです。 まず、1つ目のお知らせは、 12月20日(土)に大阪にて二本立てで、セミナーを開催いたします。 セミナー後に忘年会(懇親会)もあります。 (1)新イーグルフライ500号達成記念感謝セミナー by 松島修 (2)トレードセミナー byマーフィー(柾木利彦) ○第一部 新イーグルフライ500号達成記念感謝セミナー by 松島修 時間 午後1時30分~3時 (受付は午後1時から) ○第二部 トレードセミナー byマーフィー(柾木利彦) 時間 午後3時30分~5時 (受付は3時半から) 場所 大阪梅田ビジネスセンター 9Bカンファランスルーム ○忘年会(一次会) 時間 午後5時30分~8時30分ごろ ご希望により忘年会(懇親会)の二次会あり ○ご注意 両方参加の方は、なるべく両方同時にカートに入れてください。 懇親会には、松島修氏と私、柾木利彦(マーフィー)が参加します。 掲示板のハンドル名をお持ちの方はハンドル名も書いてください。 懇親会参加ご希望の方はカートの途中に「その他お問い合わせ欄」 その他、希望等あれば書き込んでください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★続いて、2つ目のお知らせは、私が今年の6月13日に行いました「リアルタイムトレードコーチングセミナー」のDVDが完成致しました。 平日の夜にセミナーを行うことで、実際に相場が動いている最中での「リアルタイム」でのセミナーが可能になり、その内容を収めたものです。 「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」の使い方が手に取るようにご理解頂けると思っております。 実際に動く相場の中で、売買判断をコーチングできる人は極めて少なくリアルタイム・トレード・コーチング・セミナーや収録DVDは貴重な存在ですので、どうぞご活用下さい。 「マーフィーのリアルタイム・トレード・コーチング・セミナーDVD」 一般価格 15,000円(税込・送料込) 会員の皆様は会員特別価格 12,000円(税込・送料込)で購入できますので マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板&メルマガ ■それでは、マーケットです。 先週末は、ご存じの通り、しばらくぶりに大荒れの展開となりました。 いつものことですが、マーケットというものは、「ポジティブサプライズ」と「ネガティブサプライズ」が訪れることに応じて、大きく動くものです。 誰もが期待、予測している通りに材料が続く限りは、大した動きとはなりません。 今回のケースで言うと、すでにマーケットでは、「米国で民主・共和両党の議員が自動車ビッグ3救済に向けた修正法案で暫定合意」との報道を受けて、安心感が広がりつつあった中で、東京時間昼休みに「両党の修正協議は物別れに終わった」と伝わったことで、先ほどの安心感、期待感が一気に冷やさる格好となったわけです。 この報道が昼休みにあったことも相場の変動に影響を与えたようです。 相場とは、ある一定の水準をヒットすれば大きく動くという傾向がありますが、昨今では、「通貨オプション」が大きな要因となっているようです。 そもそも、8月以降の大幅な円高局面において、通貨オプション市場では、変動率(ボラティリティ)が大幅に上昇、ある程度落ち着いたと言っても、依然として高止まりしている状況です。 そして、大方の金融機関の決算の最終月である12月ということもあり、ポジションの手仕舞絡みも大きな変動要因となる地合いにあったわけです。 そもそも、通貨オプションの「買い手」にしてみると、変動率が大きく上昇した局面で仕込んだオプションのポジションを手仕舞う絶好の利食い局面が訪れたとも言えたわけです。 一方で、通貨オプションの「売り手」にとっては、辛い局面に直面することになりました。 ■すなわち、特に、円コールオプション(円を買う権利)を売っている通貨オプションの「売り手」にとっては、円高になればなるほど、現物(キャッシュポジション)でロスカットをせざるを得なかったわけです。 この辺りは、オプションの基礎知識をお持ちでないと少々難しい説明に聞こえるかもしれませんが、ポイントは、円コールオプションの「売り手」サイドから大量のヘッジ絡みの円買いが発生した一方で、依然から仕込んでいた円コールオプションの「買い手」サイドが一気に利食いの円売りをしてきたと想定されます。 通貨オプションの買い手にとっては、自分が買っている通貨オプションの行使期限内に権利を行使しないとその通貨オプションが期限切れで無効になってしまうのを回避する為に、積極的に利食いを入れた可能性があります。 特に、この最近は通貨オプションのボラティリティ(変動率)が歴史的にみても史上最高レベルに達していただけに、相当高値掴みをしたヘッジファンドや投資家も多かったものと思われ、何とか年内12月中に手仕舞いしようと努めたものと考えられます。 まして、これから本格的なクリスマス休暇を迎えるとあって、ポジション手仕舞いが大きな要因となっている状況下にあるとも言えるからです。 ■ところで、ビッグ3の破綻懸念を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が15日と16日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)にて、大幅利下げに踏み切るとの観測が高まったこともドル売りに拍車をかけたようです。 もし、仮にFRBが、政策金利を現在既に過去最低水準にある年1%を、0.75%引き下げて0.25%にすると、日銀の政策金利(年0.3%)を下回ることになり、何と15年ぶりに日米の金利が逆転することになります。 その場合は、ある意味極めて象徴的な出来事となるわけで、エポックメイキングになると言えましょう。 それにしても、ここまで市場のセンチメントが悪化すると、今後生じるニュースやイベントなどが、冒頭に書いた「ネガティブサプライズ」よりは「ポジティブサプライズ」となる可能性が高まってきたとも読めそうです。 「ネガティブサプライズ」とは、市場が安心感のある時、その順調な流れに逆らう格好の内容の突発的なニュースやイベントのことです。 一方で、「ポジティブサプライズ」とは、市場が悲観的になっている時に、その流れを食い止め、順調な流れに押し戻そうとする内容の突発的なニュースやイベントのことです。 ■さて、とにもかくにも、今回の円高局面で痛手を被られた個人投資家も多かったかもしれません。 上記で申し上げた通り、ここ最近は、相場が安定的に推移しており、底固めをして上昇する動きであっただけに、ドル円相場の急落は「想定外の出来事」でもありました。 私自身、現在は、日足ベースでは、ユーロドルのロング、ユーロ円ロング志向でもあり、ユーロ円ロングの相場観を背景に他のクロス円相場についても基本的には買い志向です。 もっとも、毎日のマーケットコメントをお読みの方はご存じの通り、ドル円、ポンド円、スイス円、NZドル円、カナダ円相場については、依然として「売りポジションが優位」と書き続けております。 しかし、時間分析からは、反転上昇と言うシナリオも同時に書かせて頂いてきた次第です。 この反転上昇と言うシナリオは、私自身が、週足時間分析の観点から、下げトレンドの最終局面にあると判断していることに基づいています。 私自身、中長期のポジションの造成を頭に入れており、相場の最終局面と判断したならば、基本的には「逆向き」の相場観を持つのが一つの戦略であると考えているからです。 ただ、以前より、繰り返し申し上げてきたことは、現在の相場と仲良しになることが大事であり、相場が売り優勢と判断するならば、売りポジションを持ち続ける必要があるということも大事なスタンスです。 この点に関しましては、上記にて申し上げている通り、現在も、売り優位と判断した通貨ペアについては、「売りポジションが優位」と明記させて頂いています。 一方、ユーロドル、ユーロ円、豪ドル円相場に関しては、買い優位と判断しており、買いポジション優位との表現に変更しております。 ■ところで、繰り返しになりますが、今回のドル円相場の動きは、私の時間分析からは想定外のことが発生したのは事実です。 時間的に限界を越えて下げたというのは、明らかに現在の相場が示しています。 決して言い訳をするつもりはないのですが、10月24日の安値である90.87円をブレイクしたことは現実ですが、ニューヨーク引けにかけて大きく戻したことも事実です。 尚、一方で、日中トレードについては、5分足や60分足スパンモデル、スーパーボリンジャーに従った柔軟なトレードが有効であるのは、日足ベースのトレンド方向とは違うレベルの話です。 大きなトレンドの発生する相場であれば、日中トレードにて収益チャンスは幾らでもあるわけです。 ただし、繰り返しになりますが、日足ベースとなると、あくまで判断は終値、すなわち日足終値での判断となりますので、その終値までの日中変動リスクが生じるのは事実であり、ある意味、致し方のないところでもあります。 もし、この日足終値を待つまでに、ポジションがリスク許容度を越えてしまうとなれば、一旦はロスカットせざるを得ないわけです。 これが日足ベースでポジションを取る場合の難しい課題でもあるわけです。 このように、日足ベースでのポジションを取る上で、リスク許容度に余裕がないと判断される場合は、日中トレードに専念せざるを得ないか、もしくは、とにかくポジションのサイズを減らして、リスク許容度を上げるしかないと思います。 さすがに、先週末のドル円相場のように、90.87円を下割れた以降、88.10円の安値をつけるまで2.77円もアゲンストに展開した以上は、リスク限度を超えたケースが多かったのも理解出来ます。 さすがにロスカットを余儀なくされるのも、現実問題、多々あったかと思います。 今後、まだ相場は不安定な動きをするかもしれませんが、相場の方向性を確認する為には時間を要しそうです。 ドル円相場に関しては、上記の通り、重要サポートをブレイクした以上、続落リスクが生じているのは事実です。 同時に、終値で見る限り、踏み止まった動きと判断出来なくもないです。 この辺りの詳しい分析は、「有料メルマガ」にて書かせて頂く予定です。 いずれにしましても、しばらく見極めに時間を要するかもしれませんが、ユーロドル、ユーロ円相場等につきましては、トレンド判断には変更はなく、現在のポジションをキープしたいと思います。 以上です。 2008年12月10日
添付のチャートはユーロドル相場の日足スーパーボリンジャーです。 センターラインである21日線が緩やかな上昇方向で推移する中、実勢レベルがセンターラインである21日線、さらには、プラス1シグマラインに支えられて推移しており、ユーロ堅調相場となっているのが見受けられます。 遅行スパンにも注目です。 詳しい解説は、『マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板』 2008年12月 9日
添付のチャートは、ユーロ円相場の60分足ベースのスパンモデルです。 現在、買いシグナル点灯継続中であり、、実勢レベルは、サポートゾーン(青色の部分)の上限を上回って推移しているのが分かります。 遅行スパンも陽転(実態ローソク足の上に位置)しており、ユーロ買い優勢を示唆しています。 詳しい解説は、『マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板』 2008年12月 8日
まず、週末のマーケットですが、注目された米国11月の雇用統計にて非農業部門雇用者数が事前予想の前月比34万人の減少に対して53.3万人の減少となったことや、先月10月分の数値が下方修正(24万人の減少から32万人の減少へ)となったことを受けて、全ての通貨ペアにて売り(円高、欧州通貨安、資源国通貨安)が先行しました。 一時、ドル円は91.58円、ユーロドルは1.2627、ユーロ円は115.87円、ポンドドルは1.4526、ドルスイスは1.2251まで対欧州通貨でのドル高と円高が進みました。 また資源国通貨に対しても円高が進み、一時、豪ドル57.76円近辺、NZドル円47.79円近辺、カナダ円、70.60円近辺を付けました。 しかし、その後は、ニューヨーク市場後場に入って、米株価の上昇につれて為替でもポジションの巻き戻しが入り、引けにかけて全通貨ペアにて大幅に買い戻される展開(円安、欧州通貨高、資源国通貨安)となったようです。 しばらく鳴りを潜めていた「引け際の魔術師」の動きがあったとも言えましょう。 ■さて、元来、私は、その日の終値がどの位置になるか、いつも重視していますが、週末の終値は日足以上に重要であると考えています。 日足の「終値」とは「その日のマーケットが最終的にそのレートで良いと納得する」というレートです。 週足の「終値」はとなると、「その週のマーケットが最終的にそのレートで良いと納得する」と言う意味であるわけです。 そして、この「終値」には日足や週足以外に、月足はもちろんのこと、60分足、5分足、1分足等々、あらゆる時間枠に応じて存在します。 60分足など短期の時間足でも終値に意味があるのは重要なポイントです。 いずれにしても「ざら場」で幾らのレートが付くか以上に終値の位置は大切だということです。 「ざら場」とは、株式市場で使われる専門用語ですが、ここでは、ある時間枠のローソク足が完成するまでのマーケットと言う意味合いで理解して頂ければ幸いです。 この終値は日足の場合であると、通常、ニューヨークの終値、すなわち、米国東部時間午後5時のレートをその日の終値と決めます。 しかし、私は、円絡みに関しては、東京時間午後5時のレートでもって判断することに意味があると考えています。 特にドル円相場ですが、東京午後5時の終値(日銀公表ベース)を基に作成したチャートと、ニューヨーク午後5時の終値を基に作成したチャートがその分析において異なった結果となるケースがあることに驚かされます。 ということで、私は、一般的に公表しているマーケットレポートは、すべてニューヨーク市場終値を基に作成していますが、一部の通貨ペアについては、非公表ですが、東京終値をベースにした分析を行っております。 尚、今後、この東京終値ベースのシグナル分析の発表も考えています。 この場合は、日足終値ですので、1日に1回の判断を行うことになり、中長期投資の指針として有効的と考えています。 デイトレード用ではありませんが、リスク許容度を上げておけば、ゆったりとしたトレードを行うことが出来、貴重な判断材料と思います。 ■ところで、何故、このように東京終値を重視するように至ったかと言うと、以前に東京終値をベースに作成していたドル円相場のチャートに限って、ある法則性が顕著に現れていることを発見したからです。 それ以来、私は「東京午後5時にはマーケットの神様が現れる」と信じているのです。 私達日本人にとって、この東京5時のチャートが使えるとすれば、こんなにありがたいことはありません。 理由は、東京の夕方にゆっくりと時間を掛けてチャートを分析し、その結果を受けて投資方針の決定が出来ることです。 しかもマーケットの参加者が多く、マーケットに厚みがあることから流動性に事欠きませんし、レートはスプレッド面でみて、朝方に比べ優位となっています。 円絡みの特殊要因があるかどうかはさておき、最近の相場がこれだけ「日本円」主導となっているだけに、東京午後5時のレートをベースにしたチャート分析の意義は充分にあると思っています。 ところで、世の中の主流(ほとんどと言っても良いでしょう)は、ニューヨーク午後5時をその日の終値として判断しています ネット上で簡単に手に入る情報は全てこのニューヨーク終値をベースとしているようです。 もちろん、ニューヨーク終値で分析することで充分に事足りていると言えるわけで、私自身もほとんどの分析をニューヨーク終値で行っています。 以上、要するに、今回のメルマガで申し上げたい点は、終値で判断することのメリットということです。 ■さて、ここで具体例として、この終値ベース(ニューヨーク終値)での高値と安値に注目してドル円相場の週足時間分析を行ってみたいと思います。 実際の終値ベースのドル円相場の週足チャートを見ながら、分かり易くご説明したいと思います。 ドル円相場は、過去6年の高値でもあり、2007年の高値である124.14円をつけた2007年6 この6月22日の週から、週足終値ベースでの今年の1番底である99.00円を付けた3月14日 そして、この今年の3月14日の週から週足終値ベースで今年の最安値を付けた先週(12月 39週の時間が連続したことで、先週(12月1-5日)という時間は「対等時間」に直面していたことが分かるのです。 結局、この分析においては、先週が「変化時間帯」であったと言えるのです。 ところが、瞬間風速の安値(ざら場の安値)を付けた週をカウントの対象として、再度検証してみると、今年の安値は95.77円を付けた3月17日の週でした。 昨年高値を付けた2007年6月22日の週から、この95.77円を付けた今年3月17日の週までの そして、この3月17日の週から、同じく瞬間風速の安値(ざら場の安値)を付けた10月24 このように、週足終値ベースでカウントすると、39週の「対等時間」が見受けられる一方で、ざら場ベースでの高値、安値を基準にカウントすると、最初の40週に対して、その後は32週というタイムサイクルとなることが分かります。 このように、一般的な高値、安値を付けたタイミングだけで時間分析を行うのと、終値ベースで行うのとでは、タイムサイクルの分析結果が全く違ってくることがあるのです。 どちらで判断するのが正しいのかと言う点については、「どちらもOK」が答えですが、終値での判断があまり一般的となっていないものの、信頼度はより高いというのが私の考えです。 ■問題は、終値で判断するとなると、途中のざら場における動きにおいて、価格変動リスクに晒される場合があるということです。 確かに、終値を見るまでは、結論、判断を下せないとなると、終値を迎えるまでの途中経過において、損切りとなるケースも出てくると想定されます。 このような場合に備えての「リスク管理」、「マネーマネジメント」が重要となりますが、各個人投資家の置かれた状況や条件に従って様々に異なってきます。 私は、マーケットそのものの動きに従ったトレードに努めているため、ロスカットレベルに気を払わずにマーケットに参入したいと思っています。 その為に、とにかくポジションのサイズを減らしています。 もっとも、世の中では、聞くところによると、そもそもロスカットオーダーを置かない個人投資家が多いということです。 要するに、マージンコールや自動ロスカットが入るまで放っておく人が意外と多いことには驚かされます。 投資家のお気持は分かるのですが、そういうスタイルであれば、やはりレバレッジを下げて、ポジションのサイズそのものも減らす必要が当然あると思います。 さもなければ、よほど相場観が良くない限り、いくら資金があっても、長い目でみて減らすだけです。 せめて、ポジションのサイズを減らせば、ロスカットのことを気にせずに、マーケットの売買シグナルに従ったトレードが行いやすくなります。 もちろん、せっかくレバレッジを効かせてトレード出来るというメリットを生かさない手はないわけであり、もちろん、少ない資金で大きなポジションを取るべきであるとお考えの方も多いことでしょう。 それは、「当り前」のことなのですが、やはりコンスタントに収益を上げられるご自分のトレードスタイルを確立されることが先決であり、それまでは少ないポジションで研鑽を積み、慣れることが大事だと思います。 ■尚、ポジションテイクを行うためのトレードモデルに関して、重要なポイントがあります。 それは、オリジナルコストから大きくアゲンストになる場合は、そのポジション自体がそもそも間違っているということです。 言い換えると、評価損が大きく発生し始めた時点で、間違った判断結果であると考えるべきなのです。 究極の売買シグナルは、天底近辺に点灯すべきなのですが、相場地合い次第では、天井からある程度下げたところ、底からある程度上げるまでは、点灯しないものです。 それは相場のトレンドを確認する為の「必要コスト」とも言えましょう。 広い意味での「準備構成期間」を経ないと、シグナルの信頼度が高まらないわけです。 ですから、天井で売れなくても、ある程度下げたところ、下げトレンドが確認出来た時点や価格でエントリーし、その後は、そのポジションが大きく評価損を抱えることなく、逆向きのシグナルが点灯するまでキープするというのが、本来のマーケットの流れに乗るということなのです。 以上、要点を繰り返しますと、「終値」で判断するということは、マーケットの地合いやトレンドの確認の為に、より確かな方法であると理解頂ければ良いかと思います。 尚、詳しい相場予測等につきましては、「有料メルマガ」にてお届けしたいと思います。 以上です。 ●マネースクウエア・ジャパンではスパンモデル・スーパーボリンジャーが設定なしでチャート表示できるようになりました。 マネースクウエア・ジャパン |
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